せん子のふつつか嫁日記

ふつつかな嫁が書き綴ります。ごはんのこと、日々のこと。

メロンにまつわるエトセトラ

実は、一昨日から心のうふふが止まっていません。

どんなに考え事をしていても片隅にあること。

それは買ってきて廊下に置いておいたメロン様のこと。

 

街に降りた際、デパ地下で食材を買って帰ろうとうろついていたら、お姉さんが試食でメロンを配っているのを見つけました。

「おいしそう!高いから買わないけど一口!」

と、もらったが運のツキ。

おいしかった、おいしかったが為に、まんまとお店側の試食の目的を果たしてしまったのです。

初めてでした。

まさか自分が試食で食べて、買わないと思っていたのにも関わらず、買ってしまうとは…。

試食の恐ろしさに一人震えました。

 

そういう流れでうちに来たメロン様です。

先ほど切って冷やされました。

これから食べ終わるまで、脳内がうふふエレクトリカルパレードです。

 

初めてメロンを切るものですから、こちらのサイトを参考にしました。

非常にわかりやすい絵で描いてあったので。

( メロンの食べ方(メロンの切り方)|メロン農園 茨城深作農園のメロン狩りと通信販売 )

 

あ!フルーツ皿がない!

でも大丈夫。母がくれたお皿はオールマイティです。

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いざ食べるぞ!と気合いをいれて気付いたことですが、メロンは私にとって意外と思うところある果物です。

 

まず、亡くなったおばあちゃんが好きだった。

急に発覚したガンで闘病することにして、抗がん剤の作用で見る見る動けなくなっていったおばあちゃんに、母たちがおばあちゃんの好きなメロンをたくさん持っていったってお話。

まだ高校生だった私は、おばあちゃんが助からないって聞いたとき、すごく綺麗な夕日だったことを覚えています。

だから、うふふなはずのメロンは、なんだか時どき夕日色で、同時に切なくもあります。

 

もう一つ、メロンは運動会の味。

運動会というと母がお弁当を、それはもういつもの比じゃないくらい気合いの入った(子供の目にはそう見えた)お弁当を作ってきてくれました。

そのお重の中の一段を全て占領していたのが、メロンでした。

「運動会の時だけ!好きなだけ食べていいんだーーい!」とはしゃいでいました。

だから匂いをかぐと運動会の気持ちになります。

運動会は夏にやるわけないでしょうから、旬のメロンだったかはわかりません。

 

切ない記憶とよい思い出。

メロンひとつがこんなにも彩られています。