親に怒鳴らなくなったら「大人」なのか?
こんにちは、今日はふと思うところがあったのでそれについて書きます。
つい最近、20歳くらいの女性が自身のお母さんに対して
「はやくしてよ!」
「も~いつまで待たせるのよ!!」
とか、声を荒げ何度もおっしゃってるのを耳にしました。
しばらくそれを聞いていて、思ったのは
「いつからだったか、自分は親に声を荒げなくなったなぁ…」
ということ。
同時に、その女性の甘さに目が行きました。
仮にも20年くらい普通に育てられていれば、親をぞんざいに扱うことはできなくなるでしょう。
自分を育てるのに、親の多大な時間と労力と資金を使っていることがわかるからです。
その20代の女性は、まだそこまで想像に及んでいないのでしょうね。
私も反抗期は相当荒んで、親に怒鳴ったり、家出をしたりしていましたが(笑)。
怒鳴れる親がいるということは、幸せなことです。
今になってみると、自分を客観的に見て親の教育のいき届かなかったところなど、不遜にもわかってきています。
自分の親が、親である前に個性を持ったひとりの人間であると認識できるようになったのです。
親の個性から、自分への教育方針も合点がいっています。
親を個人としてとらえると、自分が好き勝手したり言ったりしていい存在ではないことがわかります。
そうなると、上記の女性のように、怒鳴ることなんか最早とてもできない…。
他人に対して激高しないように、親に対しても怒鳴ることをしなくなりました。
意見の相違が起きても、家族だからといって我が儘を通そうとすることの理不尽さも理解できます。
大人になったのかなぁ…。
親と普通に話せるようになるのは、大人になることの一つの要素ではあるかもしれません。
しかし、「大人」っていうのはきっと着地点ではないんでしょう。
その女性を見てわかったのは、そのくらいのことでした。
いつか親視点の「大人になること」の話も聞いてみたいものです。
さて、ここまで自堕落な文章を読んでくださったことに感謝をこめて、お気に入りのイワトビさんを挨拶に〆たいと思います。こんな夫婦になりたいと思って撮った写真。
今年惜しくも閉館してしまった、松島マリンピア水族館のペンさんです。
ふっくら。